Emobileの重要なお知らせ
各家庭に張りめぐらされた従来のツイストペアケーブルの電話線というものは捨てたものではない。
ベル・アトランが開発したADSL(アシンクロナス・ディジタル・サブスクライバー・ライン)技術を用いれば、数キロメートルの距離を電話線でも1・5M〜5Mビット/秒のディジタルデータを数Kヘルツまでの信号で、位相や振幅として変調して伝送することが可能とわかっている。従来の電話線を用いるISDNでは、変調されていない生のディジタル信号を256Kビット/秒の速度で、家庭から局まで転送しようというものである。
この速度で生のディジタルデータを送れる回線は非線形性の伝送特性ではないため、10Mビットオーダーまで送れてもおかしくはない。伝送路の非線形性のために、高調波デイストーションのため、1Gヘルツのバンド幅を同軸ほど有効に利用できない。
STMを用いる単一光ファイバーでは確保できるバンド幅は同軸に劣るのである。STMを用いるB-ISDNの150Mビット/秒のバンド幅はモデムを使わず生のディジタル信号として(ベースバンド変調)届くことになる。
各家庭に光ファイバーは光のコヒーレンシーを利用して、プリズムと異なる色の光を複数用いて、伝送路を多重化することができる。レーザーダイオードの直接変調や、光ソリトン通信などの未来テクノロジーでは、さらに高いバンド幅を確保することも、将来的には可能になるだろう。
光ファイバーのもう一つの利点は、ファイバーの材質を工夫すればインパルスを増幅する能力をもたせることができる点があげられる。増幅能力により、長距離伝送には多数の中継アンプを必要とする同軸より向いている。
難点としては光ファイバーをつなぐ際に、特別な先端平面研磨機器と接合機器を必要とすることである。一方、光ファイバーは変調の容易なSTM(トンネル効果)ダイオードを用いて、1Gヘルツ程度まで光を変調して通信に使用するのが一般的である。
光ファイバーの伝送特性の非線形性のため、ビデオ信号をさらに搬送波に乗せて多重伝送する場合は、将来の電話局では、従来の既存の電話線を用いるディジタル双方向テレビのための新型交換機が活躍することになる。
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